気管支喘息、咳喘息の指標となるスウェーデン Aerocrine社製の FeNO測定機械:NIOX(ナイオックス)-VEROを導入しました。
気管支喘息
咳喘息
わりとメジャーに聞く疾患ではありますが、
わかりやすい指標がなかったため、
実際の診療現場では、なかなか、正確な評価がしにくい疾患です。
例えば、咳が長く多く、夜になると、少しヒューヒューするけど、日によってまちまち。
ある医療機関を受診すると、
ただの風邪だね、と、言われた。
しかし、咳がぜんぜん止まらないため、違う病院に受診すると、咳喘息だね。と、言われる。
え?
あらためて、風邪じゃーないの?と、聞くと、
風邪もひいてますね‼️、と、言われる。
え?
あらためて、咳喘息じゃーないの?と、聞くと、
咳喘息の可能性も充分ありますね‼️
と、言われる。
あれれ❓
つまり、風邪と、咳喘息との明確な線引きがないため、医療機関によっては、風邪だったり、咳喘息だったり、、、、。
今回、
新しい喘息の指標となる
FeNO の測定が保険適応になったため、
当病院では、スウェーデン Aerocrine社製の
FeNO測定機械:NIOX(ナイオックス)-VEROを導入しました。
喘息の病態の根幹である好酸球性気道炎症時に
放出される内因性の一酸化窒素(NO)をとらえるために、呼気一酸化窒素濃度(FeNO)を測定すれば、喘息の指標となる。
と、いうのが、理論である。
と、いっても、なかなか難しく、
わかりやすく言うと、
FeNO値が50ppbを越えた場合、高い
FeNO値が25から50ppbの場合、中程度
と、喘息の指標がわかりやすく理解できる。
ただ、あくまで、指標の一つであるため、確定診断であるとは、断言できないものの、今まで具体的な指標がなかった喘息の診断に、一石を投じる画期的な医療機器です。
スウェーデン製なんですよ‼️
スウェーデン‼️
是非とも導入したかった機器ではありますが、なかなか、導入に踏み切れなかったこの機器‼️
かおる耳鼻咽喉科・アレルギー科
ついに‼️
ナイオックス VERO 導入しました‼️